1CO voice vol.12 | わんちゃんの腸活(まとめ編)

こんにちは

今回もまた、腸活・食生活について書いていきます。

 

前にわんちゃんは肉食寄りの雑食とお話したと思うのですが、

肉食動物は食物繊維など食べないの?という疑問。

 

私たちが「肉食動物」と聞くと、お肉だけを食べているイメージが強いかもしれません。

基本的にはその通りで、そもそも体質として「肉食動物」は「草食動物」のように草を消化することができません

なので草は食べない、というより食べられない。

もし無理に食べたとしても、消化できずに排泄されてしまう、というのが「肉食動物」です。

 

ならどうやって「食物繊維」を摂っているのか?

 

それは狩った草食動物の内臓を好んで食べることで、意外にも「食物繊維」を摂取しているのです。

 

草食動物の内臓、特に胃や腸には、未消化だったり半消化状態の植物が入っている状態です。

これらはすでに草食動物の消化酵素や微生物によって分解が進んでいるため、肉食動物にとっても消化しやすい状態になっています。

 

つまり実は肉食動物は、草食動物の内臓を積極的に食べることで、

酵素や食物繊維を効率的に食べています。

 

肉食動物ですら、間接的に発酵した草を食べて腸活をしているのは、さすがの生存戦略ですよね。

現代でもたまに猟師さんが解体した鹿などの内臓内の半消化状態の植物を、わんちゃん用に販売するなど聞いたことがあります。

わんちゃんの胃腸が弱くなってきた時の漢方薬のような役割で与えているようです。

 

ただ基本的には、わんちゃんは雑食になっているので、

野菜もお肉も消化する力が備わっています。

 

ちょこっとサポートとして

手作りごはんに少しだけ味噌を入れる、など発酵食品をプラスしてあげると、

昔の肉食動物が草食動物の内臓を食べていたように、

腸内環境を整える手助けをすることができます。

 

ちなみにドッグフードも薄い味噌汁ぐらいの塩分は入っているので、

少しは塩分はOKですし、むしろ必要だといえます。

 

また極端に太古のわんちゃんの食生活を!とこだわらなくても、

わんちゃんは何万年も前からの雑食です。

実際人間においては、現代の食生活や医療技術でどんどん寿命を延ばしています。

 

なので現代を生きるわんちゃんに、この子に、

合った食事を与えてあげて欲しいな、と思います。

 

ネット上やお友達の情報など、いろいろな情報が溢れていますよね。

正直、わんちゃんにはこれが良いというのもなくて、

大事なのは、犬種も個体も千差万別なのでその子を見てあげることだと思っています。

わんちゃんを触ってみて、リアクションを見てみて、

痩せてきたから増やそう、嬉しそうだからこれにしよう、と考えてあげてみてください。

 

考える中心から、その子が抜けることがないように。

 

次回は1CO FOODについて。

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