トリミングに来るわんちゃんはみんながみんなお利口さんにさせてくれるものではありません。
私たち人間一人ひとり性格が違うように、わんちゃんも性格は十匹十色。
中には噛みついてくるわんちゃんもいます。
そういったわんちゃんにいかにしてストレスをできるだけ少なくしてアプローチしていくか、ここはトリマーが一番取り組むべき課題のひとつでもあります。
そしてお利口さんな子にも、もしかするとただ我慢をさせているだけ、もしくは我慢強いだけであって知らないうちにストレスになっているのではないか?
今までの、ただ優しいだけじゃないもっと根拠に基づいたアプローチの仕方があるんだよ、というざっくりですがそんなセミナーを受けて来ました。
講師は、ヤマザキ動物看護大学の福山先生です。
わんちゃんが出るテレビ番組にも多数出演されていて、本も書いてらっしゃいます。
このタイトルのセミナーはとても人気で、何回も各地で行われているんですが毎回即満席になっています。
第1弾は名古屋で受けてきました。
あ、そういえば展示会のプチセミナーで福山先生の話を聞いて「え?めちゃくちゃ面白いじゃん!もっと聞きたい!」となったのが最初のきっかけでした。
一瞬でファンにさせるそんな魅力のある先生です♪
そして
今回は東京です。
さすが福山先生、お話がとっても面白くて何回も笑いが起こってました!
今回は実践編でしたのでより具体的な道具の使い方などを勉強してきました。
最近、ウェルカムおやつや、トリミング中にプチご褒美として合間におやつをあげてるのはその影響だったりします。
シャンプーやトリミングはわんちゃんがシニアになっても絶対に必要な要素です。
ポコアポコに来てくれているわんちゃんにはなるべくストレスフリーでお店に来てもらいたいので、今回のセミナーはとてもためになりました。
福山先生、素敵な笑顔です♡
三人で撮ってもらったらよかったなー!!
[divider line_type=”fullwidth” line_color=”#dd8080″ dahz_id=”1551362928590-024e61a6-aa78″]
ちなみに、うちは噛みついてくるわんちゃんには口輪はします。
飼い主さんの見た目的に、うちの子口輪されてる!!と多少ショックを受けられるかと思います。
口輪をする理由は2つあります。
1つは、トリマーは手が商売道具なので噛まれて怪我してハサミを握れなくなったらお仕事ができなくなるから。
でもこれはあくまでサブ的な理由です。
もう1つの理由、それは
「わんちゃんが一番怖くない触れ方で、わんちゃんに一番優しい扱いをするため」
これが理由です。
噛みつくわんちゃんは、とても神経が張り詰めています。
もしそんな子に口輪もせず接していたら、どうしてもこちら側が噛まれないような扱い方になってしまいます。
でもそれって、わんちゃんにとったらどこから触られるかわからないし、怖い思いをすることが多いんです。
口輪があれば、その子が見える範囲から手で触れるし、次はこういう作業をするよってその子自身も予測できます。
口輪をしないで、その子がどこから触られるか何をされるかわからない状態でトリミングをして結果怖い思いをさせるよりかは、口輪をしてストレスフリーとまではいかなくても軽減してトリミングする方がわんちゃんにとって良くないですか?
もちろん口輪がなくてもできるようになったら、その子にはもう口輪はつけませんよ♪
なので、もし今度からどこかのサロンであの子口輪されてる!かわいそう…と思うのではなく、あの子が一番怖くない扱い方をするために口輪をしているんだな、と思うようにしてくださいね(*・∀-*)ノ