こんにちは
前回はわんちゃんの歯磨きについて書きましたが、
今回は補助おやつについて。
最近はデンタル系の補助おやつもたくさんありますよね。
種類が増えてしまって何が良いのか悩む方もいらっしゃると思います。
まず犬は基本的な飲食において吐き出すことができない生き物です。
つまり、人間のようにうがい薬など洗浄成分のあるものを、
口にふくみ・吐き出す、ということができません。
なのでわんちゃんのきちんとした歯磨きには必要なのは「摩擦」
そもそも歯磨きを補助する食べ物はどうしても洗浄成分の強いものになるので
飲み込むのは少し心配かな、と思います。
やはり手作業でブラッシングしてあげるというのが、最善の歯のケアであることは確かです。
歯のケアは継続する必要があることなので、
継続=体に蓄積すること
わんちゃんの健康寿命にも関わってくる重要な習慣です。
なので、長い時間かけて完璧に歯磨きするよりも、
少し押さえつける形になってしまっても、
短い時間でパッと歯磨きする、を毎日繰り返す方が犬の負担になりにくいです。
何より、やってあげることが大事。
まずはシートやブラシで飼い主さんの手で磨いてあげてほしいと思います。
だいたい2 – 3日で歯石になってしまうと言われていますので、
できれば毎日、難しければ2 – 3日に1回して磨いてあげてほしいです。
歯石といえば、たまにフードについてご質問いただくのですが、
「ドライフード・フレッシュフードでの歯石のつきやすさに違いはある?」について。
これは私はそこまで関係ないと思っていますし、
検索すると出てきますが、専門の病院も特に差が出るという結果はないと記載があります。
私の考えとしては、人に置き換えるとわかりやすいと思っていて、
「ドライフード」=「ポテチやシリアル」
「フレッシューフード」=「パスタや牛丼」
ごはんを食べると歯磨きが必要であって、このごはんだから必要ないというのはないと思います。
なので、やはり大切なのは歯磨きをしてあげること。
ちなみにですがデンタルおやつは噛ませることにはとてもおすすめ。
(洗浄力の弱いものに限りますが…)
なんと犬は奥歯で噛むこと=全身運動に近いストレス発散になると言われているからです。
歯磨きとしてではなく、ストレス発散のおやつとして与えてみるのはいかがでしょうか?
注意点としては、あまり硬すぎると歯が割れたりしてしまうことがあります。
詳しいお店であれば、店員さんにわんちゃんの犬種や年齢を伝えることで適切なおやつを知ることもできると思います。
また、わんちゃんの行動としては、固すぎる諦めることが多いので、少し気をつけながら与えて判断するのもひとつです。
わんちゃんのお口事情、意外と気にすることはたくさんありますね…
次回はわんちゃんの歯磨き道具の選び方について書きます。