今日も伝え続けます。

テンションがいつも一定だねー、と言われたり、話し方が棒読みなのは私の特徴のひとつでありますが(でも自分ではテンション上がってるんですよ😆)
そんな私も犬のことでは熱くなる時があります。

 

「トリミングサロン」という場所の性質上、わんちゃんの皮膚は隅から隅までトリマーは見ることができます。

 

この子すごく痒そうだなぁ可哀想だな。
お耳も腫れてにおいもきついからお耳もずっと痒いんだろうな、なんてトリミング中に思うわけです。

 

皮膚全体に赤みがあったり、痒みが出ていたり、そういう子には

 

・食物アレルギーの有無
・病院での診断名
・普段の食事
・おやつは何をあげているか
・トッピングをあげてるなら何をあげているか
・味付けが濃い人間の食べ物をあげていないか

 

まだまだあるけど、ざっとこれぐらいのことは飼い主様に聞きます。

 

原因を突き止めたいんです。
その子の痒みを少しでも軽くしてあげて、QOL(クオリティ・オブ・ライフ 生活の質)を上げてあげたい。

 

何が原因で痒みがあるか、痒み度が今現在マックスレベル100だとしたらそれを全くの0にするのは難しいかもしれない。
でも、痒み度を20とかには出来るかもしれないし、そのために沢山勉強してきたので、様々な方面からアプローチして、その子の状態が良くなるようにしたいんです。

 

 

でも一生懸命になればなるほど、飼い主様には伝わらなかったり、獣医さんでこう言われたから、という言葉を鵜呑みにして思考停止してしまったり。

 

 

アレルギー検査をしてないのに、これとこれがアレルギーだから、という言葉だけを信じて、勝手に除去食を始めて、その子がもしかしたら食べられるかもしれないものを遠ざけて、食事の楽しみを奪っていたり。

 

 

どうかお願いです。
思考停止をしないでください。

 

 

フードを変えていきなり明日から皮膚の状態が良くなるわけじゃありませんが、2~3ヶ月ぐらいその子に合う良質なフードに変えてあげれば劇的に痒み度、皮膚の赤み、お耳の状態を改善することはできます。

 

今までもうちはそうしてきました。

 

 

 

でも。

一生懸命伝えても伝わらない方もいます。

 

 

 

伝え方がいけなかったのかな…
フードを買わせようとしていると思われたのかな…

 

 

別にそんなことないのにね。

 

 

ちょっとうざいって思われたんだろうなぁ…と帰られたお客様のことを思いながら、もっとうまい伝え方があったかもしれないとその後反省します。

 

 

 

痒がってるわんちゃんがいたら売上なんか正直二の次です。(それはそれで商売としてどうなんだって話ですが笑)
少しでもそのわんちゃんが良くなるように手を尽くしたい、その想いの方が遥かに強いです。

 

 

やっぱり、どこまでいっても犬が好き。
だからこそ熱くなってしまいます。

 

 

せっかく数あるトリミングサロンの中からポコアポコを選んでくださっているのだから、皮膚の健康状態はできる限りみんな良い状態で過ごして欲しい。

 

 

この子はこういう体質だから
犬種の特性だから

そういった言葉で、目の前にいるわんちゃんから目を背けないでください。

 

朝起きてから、夜寝るまでずーーーっと痒くて、寝てる時も痒みのために眠りが浅い状態って、自分だったらどうでしょう。

耐えられますか?

私だったら耐えられないかな。

 

 

物言えぬわんちゃんだからこそ、飼い主様は一生懸命わんちゃんと向き合ってください。

 

 

ウザイと思われようが
皮膚が悪い子には毎回、悪いですと言い続けます。
ごはんでだいぶ改善する、とも言い続けます。
スーパー、ホームセンターのフードには良質なものはないとも言い続けます。

 

 

私たちが言わなくなったら、その子は痒いまま一生を過ごすことになるかもしれない。

 

 

だから今日も伝え続けます。

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