最近、仕事が終わって家に帰る頃にはたくさんの方がインスタライブをしているので、ごはんを食べながらよく視聴しています。
99%犬関係、メーカーさんや同業者の方のライブなので本当に四六時中犬まみれの生活を送っています(^^;
先日インスタライブで、とあるフードメーカーの社長さんの言葉がすごく印象的だったのでご紹介します。
【犬の可能性を潰さない】
一言一句この通りではなかったかと思いますが、私はその言葉がすごく印象に残っています。
犬たちのごはんの種類がたくさんある中で
あまりに多くの飼い主様が我が子のごはんに制限をかけて、小麦はダメだ(とネットで見た)、チキンはダメだ(と犬友から聞いた)、お米はダメだ、あれもダメ、これもダメ、安心して食べさせられるのはこれしかない!という結論に
確かにね、ドッグフードは人間の食品とは違う雑貨扱いなので、ペットフードにまわされる材料は質が悪いものが多いのも事実です。
質が悪い=人間が食べれる品質のものは使ってない、と思ってください。
(安価なドッグフードはほぼこのタイプと言えるでしょう)
ただ、それはドッグフードの質としての話であって食材としての話とは全く別ものだと私は思います。
例えば、チキンアレルギーだったと思っていた子がフードに使われているチキンの質を変えるだけで出なくなることなんてざらにあります。
その子はアレルギーなんか持っていなかったんです。
大事なのは【食材としての質】
食物アレルギーで本当に症状が出るのならもちろんその食材は抜かすべきですが、私はもっともっと犬たちに色んな(良質な)食べ物をあげて欲しいと思っています。
数ヶ月以上も前に作られ、保存がきくように加工されたドッグフードは、言い換えると人間にとって便利なものであってわんちゃん達にとってこれがベストな食事ではありません。
八百屋で買った新鮮な野菜と肉屋で買ったお肉で作った水分たっぷりのごはん。
どちらが食材としての質が良いと思いますか?
これだけあげていれば大丈夫!なんてごはんは人間社会においてもいまだに登場していないのに、なぜかドッグフードになると当たり前のようにそれがまかり通っている。
前までの私は、ドッグフードだけあげていればいいと思っていましたが、今ではそうは思いません。
ドッグフードだけの時もあれば、ウェットフードをトッピングしたりする日もあって、新鮮な食材が手に入った時は、料理の味付け前に犬たちにおすそ分け、なんてのもとっても良いと思います。
世に出ているドッグフードは、確かに質の悪いお安めのものから、質にこだわったお高めのものまで沢山出ています
そして、飼い主様の健康意識が日に日に高まっていく中でどんどん良いフードが開発されていっているのも事実。
ただ、ドッグフード【だけ】がわんちゃんの食事ですか?
よく、ドッグフードは人間の食べ物で言うとカロ○ーメイトに例えられることがあります。
皆さんはカロ○ーメイトに使われている材料がヒューマングレードかどうか、国産かどうか、天然のものかどうか、にばかり囚われ、カロ〇ーメイトより新鮮な食べ物が世の中にはたくさんあるのにその線から越えようとは決してしない。
ここまで書くと、ドッグフードを批判しているように感じられるかもしれませんが、そうではありません。
私の中では、あくまでドッグフードは犬のごはんの数ある選択肢のひとつにすぎないのです。
実際、私もドッグフードを自分の子たちにあげてますし、ウェットフードだけの時もあればトッピングしたり、完全手作りにしたり様々です。
大事なのは、視野を狭めないこと。
その先を見つめること。
犬たちにとってベストな食事とは、フードメーカーが決めるのではなくて、飼い主様がしっかりと愛犬と向き合って作られていくもの。
犬たちの可能性はもっと広がっているんです。